うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

桂九雀師匠より

桂九雀師匠より興味深いメルマガが来ましたので、アップさせて頂きます。


九雀です。
まぐまぐ本部から「長いこと出してまへんで」と催促が来ました。

前回はうちの内儀が「自分の感覚は、世間の大多数と同じである」と思っている
と言う話題でした。

それについて、吹奏楽団・セントシンディアンサンブル代表・福島さんと話したところ
「僕は、自分は世間一般と同じではないけど、一般の人は何を好むかはわかります。なので3割くらい一般に合わせます。」

これは面白い意見です。
全部を一般に合わせると自分が楽しくない。
しかし、自分の好きなことだけでは、一般に好まれない。
そこで、少しだけ歩み寄ろうじゃないか、ということです。
具体的には、コンサートの選曲にその考え方を生かすそうです。

その時は「なるほど」と思ったのですが、これは私にはあてはめにくいことに気づきました。
と言うのも「ネタ選び」自体は、もともと「一般受けする」ものを選んでいるからです。
私が各所からされるだめ出しは、ネタのチョイスではなく、演じ方の部分。
吹奏楽で言えば演奏法の部分です。これはネタ(曲目)によって自由自在に変えられるようなものではありませんから。
逆にネタによってやり方を変えていたのでは、「こいつの芸風はどれがほんまやねん?」ということになってしまいます。

とここまで考えてあることに気づきましたが、それは次号で。
(次号っていつやねん、と突っ込まれそうですが)

「ろうそく落語」は「仄明るい落語会」に名前が変わりました。
中身は同じです。蝋燭だけの灯りで落語をします。
ですから仄明るいと言うより「仄暗い」というほうが正しいのですが、会名に「暗い」を入れるのはいかがなものか、と
「仄明るい」になりました。
前回4月は3席目「愛宕山」の落ち直前で蝋燭が消えてしまう、というハプニングがありましたので、今回はそれに気をつけます。
今回も、落語3席の合間に、浅野美希さんの唄と三味線が入ります。
仄明るい中に浮かび上がる色白の美希さんは別嬪さんでっせ。
いや、あの・・・普通の灯りで見ても別嬪さんなんですけど(汗)。
16年間続いてきた無垢工房さんでの「はなしの工房」が12月1日で最終回を迎えますので、
京都市内での落語会は、この「仄明るい落語会」だけになります。
長く続けるつもりです。
もう今度の月曜日です。ご予約を承っております。

「仄明るい落語会」
日時:2012年11月26日(月)19:00
会場:うずらギャラリーhttp://sound.jp/uzura/gallery.html
(京都市中京区弁慶石町58)
料金:¥2,000※25名限定。
出演:桂九雀、浅野美希
問:旧落語工房 06-6844-2730
ご予約はこちらのフォームから
http://form1.fc2.com/form/?id=809914
◎九雀通信
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