うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

今日のうたたねと、途上国を「法」で支援する、「日本型」国際貢献が支持される理由と、【つまり真の性的他者とは、原初的身体であると共に、それ自体高度に知的な存在である。】

 

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 アップをまたまた忘れてました!

昨日も皆さん笑顔で始まり、終えることができ、感謝です!
 

 

 下記は本当に気の遠くなる仕事ですね。でも、どんな仕事でも、気の遠くなるようなプロセスを通って行かないと、マスターにはなれません。簡単になれる地位とかは、自分には興味が湧きません。

カンボジアには当初、(旧宗主国である)フランスが支援に入り、刑法・刑事訴訟法の制定に取り組んでいました。さらに民法にも関わる予定だったんですが、先述の通りカンボジアには人がいません。もうそこまで手が回らない、ということでフランスが降りてしまった。そこで、すでにベトナムでの支援活動に従事していた日本に白羽の矢が立ったのです」 民法作りは困難を極めた。通常は、当該国がまず草案を作り、それをもとに日本側の支援スタッフと議論しながら精度を高めていく。しかしカンボジアには草案を作れる人材がおらず、日本側がクメール語で作るところから始まった。 「カンボジア民法は1305条あります。それを概念の説明から1条ずつ、一言一句確認しながらやっていったと聞きます。能力と言葉のギャップがありながら、よくここまでのものを作ったと思いますね」


 やはり、ウィニコットの脱錯覚を思い出しますね!

 〜が、他者が「性的他者」としての資質をもっている場合には、事態が違う。彼は彼女の攻撃性を、口先で隠蔽することなく、正確に受け止め、むしろそれを自由にする道をとる。

 なわち彼は、彼が考えるようなしかたでは自分は彼女を必要としていないこと、しかしなおそれ以上に、やはり自分は彼女を愛していることを語るだろう。それは彼女の攻撃性の抑圧を解くと共に、自らその攻撃性を受け止め、受容し、彼女がその攻撃力を自己の本源的欲望として維持し続けるための、原初的ー性的な対象へと自らをなす行為である。

 まり「破壊」と「支え」である。(この破壊は精神分析では分析家の対象aから「もの」への移動と表現される)。そして主体をイデオロギー=幻想から解放し、幻想的粉飾なしに欲望を肯定させるような言説が、その上さらに明確に与えられれざ、その破壊は確かとなり、しかも彼女は、その破壊がもたらす幻想の空白という危機を、性的他者の、まさに現前する原初的ー身体的他者としての支えによって乗り切っていく。

  こからわかるように、破壊だけでなく「支え」もまた、それが想像的ー隠蔽的でないためには、何らかの精神分析的知識を必要としている。

 まり真の性的他者とは、原初的身体であると共に、それ自体高度に知的な存在である。その極めて両義的な存在のみが、欲望の真の肯定と、イデオロギー的\想像的幻想からの解放を主体に与え、さらに明晰な世界へと導いていくだろう。