うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

今日のうたたねと、きれいな月と、本が来ましたと、SDGsは「大衆のアヘン」。資本主義に緊急ブレーキを!と、【 このように「周期」は、量から質への転換の際に重要な役割を果たす。そしてその転換には「時間的性質」が関係していると想定されている。しかしながらその詳しい内実は、「草案」内部では明快に展開されはしなかった(p. 337の編注〈51〉も参照)。】

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 今日の日中は、午前中は滝頭に桜を見に行ったり、ロングビーチでサーフィンを見たりしてきましたが、午後からは利用者さんが多く、入浴介助と送迎で一日が終わりました。

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 昨日も今日もお月様がきれいでしたが、

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 今日のお月様には、ウサギが餅をついていました(笑)。

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 今日も本が来ました!資本主義と死の欲動は読み始めました。コロナ以前の本ですが、この状況を言い当てていますので、こうなる宿命だったのかも知れませんね。
フロイトケインズが看破した「資本主義」の自己破壊への道
貨幣とは病的欲望の対象であると指摘したフロイトに応答し、世界恐慌のなかで、経済成長は「死の欲動タナトス)」の先送りだと看破したケインズ。二人の天才のメッセージを通じて、経済的な「自由」の拡大とされる現代のグローバリゼーションが、実際は自己破壊のリスクの際限ない拡大であることを示す。ケインズ研究の大家と気鋭のエコノミストによる野心作。とあるように、読み応えのある内容です。


 下記は、昨日の続きですね。 エッセンシャル・ワークが、メディアでも一時取り上げていましたが、樫村先生が書かれているように、お金にならなければ取材・報道しないネオリベベラズムの時代。彼らが(自分達でもありますが)本当に認められて、収入も上がると言う報道を見聞きしただけで、友人の社会福祉法人では既にコストをカットする方向にあるとメールを頂きました。今こそメディアが揃って、エッセンシャル・ワーカーを取材しその現状を世界に報道すべきではないでしょうか?

意味のない仕事が生み出す労働の「疎外」

――考えてみれば、そもそも化粧品のパッケージデザインをピクセル単位で調整したりすることに多大な労働力を割き、わずかな差異に人々を熱狂させるというのは、労働の目的からも、商品のもともとの効用からも相当にかけ離れているといえます。

斎藤 マーケティングや広告、コンサルティング、金融業や保険業といった「重要そうに見える仕事」は、実は社会にとって本当に重要なものを生産していないのではないか。そのことに、仕事をしている本人たちも薄々気が付いているのではないか。そういう仕事を「ブルシット・ジョブ」(くそくだらない仕事)と呼んだのがデヴィッド・グレーバーですが、その指摘に耳を傾けるべきだと思います。コロナ禍で明らかになったように、本当に社会の役に立っている仕事、エッセンシャル・ワークは、医療や介護、教育や農業など、別の分野にあるのです。


 ケインズフロイトが繋がっているということを知り、夢中で『資本主義と死の欲動』を読み始めて、下記のことは自分の中では、内在化されつつありますが、精神分析が出来上がる寸前には、こんなに沢山のことが考えられていたんですね。まだまだ勉強不足.........。

6.周期の謎
 〜案」では、「周期」に関して以下のように書かれている。先に引用したように「神経系はその構築からすると、外的量を質へと転換するための仕組みからなっていると期待される」(フロイト2010'p.20)。

  は、どうやってこの転換は成し遂げられるのか。「私の見るところでは、困難を切り抜けるにはQnの経過に関する基本想定を変更するしかない。

 こまで、Qnの経過はもう一つのニューロンから別のニューロンへのQn転移として見てきた。しかしQnの経過はもう一つ別の性格、時間的性質を帯びた性格を有しているに違いない。……こうしたし時間的性質を私は手短に周期と呼ぼう」(p.21)「そしてこの〔感覚器官による外的量の周期への〕変様こそ、Φを通り、Ψを経てωへと継承され、ほとんど量を欠くようになったところで質の意識的感覚を生むものなのである(p. 22)。

 のように「周期」は、量から質への転換の際に重要な役割を果たす。そしてその転換には「時間的性質」が関係していると想定されている。しかしながらその詳しい内実は、「草案」内部では明快に展開されはしなかった(p. 337の編注〈51〉も参照)。