うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

飛行機雲?と、緊急事態宣言 10都府県すべて解除見送りで調整 政府と、身体知こそイノベーションの源泉であると、【わたしはつねに芸術と自然発生的な産物をしっかり区別してきた。】

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 今日は送迎があったり、ハローワークに付き添いがあったり、会議があったりであまり現場に出ることが出来ませんでした。

 夕方、乾燥機の調子が悪く、遅番さんが大変になりそうでしたので、コインランドリーに走りました。空を見上げると、航空機でしょうか?赤い飛行機雲がきれいでした。でも、これって飛行機雲なのでしょうか?待っている間下記を読み返しました。

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  今日の議題の一番最初はやはり下記でした。行かせたい方と、まだ早いと言われる方とに分かれましたが(親御さんたちが)、親御さんの思いを大事にさせて頂き、両方ともありにするつもりですが、この地域では1月の末に過去最高の感染者数が出て2週間で2桁が出ました。なんかもう神様ですら判断できない状態になっているような気もします。


 野中先生の本は4冊だけ読ませて頂きましたが、現象学との直観の経営が一番自分には入ってきました。ヴァレリー『過去や未来が意味を持つのも、それが現在に対して及ぼす影響や距離として以外ではありえない。ヴァレリーの時間論を支えている最も重要な柱は「時間」という概念を「現在」という概念で置き換えようとする意図なのである。

 「現在」は、ヴァレリーにとって時間を認識するための「形式」である。「最も重要な不変項は「現在」である。形式に似たもの―—だが変動を免れない」(C1,1308)。』と言っています。下記と比べてどうでしょうか?時間という概念がいかに難しいことが分かるかも知れませんね.......。

 

 時間を客観的にとらえると、時々刻々と過ぎていって、いまは過去になり、未来はまだ先にある。これは点でとらえるやり方です。現象学では、時間を連続体で認識する「幅のある現在」という発想をします。~

 ~身体知は大切です。幅のある現在では、過去に経験したことが身体記憶となって「現在」につながっていきます。たとえば、剣道では、相手と間合いを取りながら、全身全霊で向き合います。ある瞬間打ち込むのですが、その時、過去から練習して蓄積してきた記憶と、相手の顔を見て、先読みできるのです。~

  ~新しいものをひらめくのは、我を忘れて、無心になる時です。子どもと違って我々大人が無心になるためには条件があります。それは全身全霊で相手に向き合い、徹底的に知的コンバットをして、自我を超えた状態になること。そこで初めてフローの状態になり、自己を超える瞬間が来ます。ブレインストーミング程度では、そう簡単に新しい知は生み出せません。~


 短い引用ですが、下記は自分達の支援の在り方にもそのまま当てはめることが出来ますし、それが出来なければ、本当の支援が出来ないのではないでしょうか?

  品は「生み落とされる」ものではなく、厳密に計算され、構築されなければならない。

  たしはつねに芸術と自然発生的な産物をしっかり区別してきた」(ibid .)。