うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

ロングビーチとトンネルと、この先「稼げなくなる人」と稼ぐ人の決定的な差と、【つまりハグ・マシーンによる安心感は自足的に成立する皮膚感覚の安定であり、視線触発はその回路にそもそも組み込まれていない。】

 

 

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  ひどい被害が出た地域もありますね......。

今日はレーダーを見ながらの活動になりました!皆さんとドライブに出たり、すろーじゃむの湯に行ったり、活動的な一日でした!

 

 

  下記は、コロナ以前から言われていたことですが、コロナ禍が時期を早めた感がありますね。記事はそんなにためにはなりませんでしたが、コメントが今の時代を物語っている気がしましたので、アップさせて頂きました。自分たちの若いころのように待って入りだけでは仕事はこないし、目まぐるしく変化するもの、ことに柔軟性持って且つ、専門性を持って対処しないとやっていけない時代になりましたね........。


  もう少し村上先生の『自閉症現象学』からの引用が続きます。

ハグマシーンは、初耳でした。でも自分で自分の好きな強さに調整できるというのは、良いですね。こんなアプローチの仕方もあるんだと、学ばせて頂きました。まだまだ勉強が足りませんね.........。

 っこをこばんだグランディンは後にハグ・マシーンと呼ばれることになる身体を締め付ける機械を作製することで、感覚過敏を抑えて、情動性を安定させた。この装置は今では市販もされて広く使用されている。

 

 その効果は刺激的でありながら、同時にリラックス感をもたらした。だが、自閉症者である私にとって最も重要なことは、情愛の過剰表現のなかに飲み込まれるような感じではなくて、私自身がコントロールする立場にあり、締め付けほどの良さをアン叔母に指示できたことである。締め付け機は私を神経発作から解放してくれた。(Grandin & Scariano 1986,一二ニ頁。一部改訳)

 

 の機械の本質は、自分でコントロールできるということである。抱っこは他者から到来する予測不可能な感覚刺激であるが、ハグ・マシーンの刺激は予想できるし、心地良い程度に調整できる。つまりハグ・マシーンによる安心感は自足的に成立する皮膚感覚の安定であり、視線触発はその回路にそもそも組み込まれていない。

 に定型発達においては、母から到来する視線触発(視線・触感、匂い)が皮膚感覚や運動感覚と調和することで「安心感」が成立する。ウィニコットが示したように、保護者との関係を内面化することが、大人の安心感の起源となる。

 閉症児の場合は、ハグ・マシーンなどで自力で作り上げた安心感の構造を対人関係に応用することで、逆の順序で対人関係の持ち方を学ぶこともあるようである。