うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

昨夜のうたたねと、九雀師匠からのメルマガと、「ゆるい移住」の先駆者「玉村豊男氏の千曲川ワインバレー」はなぜ成功したのか=藻谷ゆかり(巴創業塾主宰)と、【 けれども私はここで、欲しいものwantsではなく、ニーズ/かなえられる必要のあるものneedsについて話しているとのことをはっきりさせておきたいのです。】

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   昨夜は夜勤でした!皆さん、ドラムが上手くなって、バンドの再開はまだまだ見えませんが、ドラマー候補が乱立しています。

 

 

 久しぶりの九雀師匠からのメルマガですが、いち早いコロナの終息を願うばかりです!早く終息して師匠の高座をまた見せて頂きたいです!

こんにちは、九雀です。

 今年(2020年)4月1日に発行して、まもなく4ヶ月、まさか、まだコロナが続いていようとは、思いませんでした。
あの後、4月5日(日)「九雀寄席」(姫路市)を最後に、完全に失業しました。

6月13日(土)「名古屋で九雀亭」から、じんわり再開しましたが、客席は半分にせないかんわ、ご来場の方に検温やら消毒をしてもらわなあかんわ、感染者が出た時に連絡できるように記入してもらわなあかんわで。
「こんな大変な思いまでして、開催せなアカンものなのか?」と言うのが、今の偽らざる心境です。

同じく失業中の家内が、家計を支えるために、パートの仕事に出てくれました。
「感謝」と言いたいとこなんですが、そもそも彼女は、昨年一年間、自主的に仕事を辞めて、のんびりしてはったので、「その分、非常時の今ぐらいは、働いてくれても良えかなぁ」とも、正直、思っていました。
とは言え、フルタイムの仕事は25年ぶりなので、帰ってきたら毎日へたばってはります。そらぁ、しんどんですわ。OL時代から見たら、倍ほど歳を重ねてるわけですから。
晩ご飯を「考える~作る」が、大変そうでしたので、暇な私が、ネットの情報を頼りに、作ってたりしておりました。しかし、そこは素人、しかも「休日の男の料理!」みたいに、大好きでやっているわけでもない。良え物ができるはずがありません。家族からは、多数のクレームを頂きました。

一番感じたのは、「亭主・お父さんは、稼いでないと値打ちがない」ちゅうことです。 「うぅん、お父さんは、居てくれてるだけで、私たち家族は幸せよ」なんてことは、断じてない(笑)。
と言うて、18歳から落語しかやったことのない哀れな59歳に「お父さん、なんで稼ぎに出てくれへんねん!」とも言いにくい。
家族の「やるせない気持ち」は、家内が5分に1回くらいの頻度でつく「ため息」で、よく伝わってきました。

普通、仕事や職業というのは、労働だったり、貢献だったり、奉仕だったりします。
「誰もやりたくないけど、誰かがやらねばならない作業」を引き受ける。その対価として、お金を頂く。これが、まぁ労働ですわ。
ところが、我々のような、「趣味が、たまたま仕事になっている」という職種は、お金を稼がなければ、本当に「ただの趣味」でしかありません。

日夜バッティング練習をするプロ野球選手 > 会社へ行かず、草野球ばかりしてるお父さん
連日、将棋盤を前にする藤井聡太棋聖 > 稼ぎもせずに、縁台将棋に興じるお爺ちゃん
寄席に余興にと、忙しい落語家さん > 仕事もせずに、落語台本とCD整理をする九雀さん

そらぁ、ため息もつきたくなりますわ。
私もね、稼ぎたくないわけじゃないんですが、出番がないものは仕方ない。開催できないものは、どうしょうもない。
「やりたいのに、できない。」「稼ぎたいのに、仕事が無い。」
芸人は、入門した時から「仕事がない恐怖」と常に戦っています。
それが、現実になって、永久に続くかも知れない状態。これは、危険だ。
過労から、心を病む人は多いですが、その逆もあり得るぞ。

最善手を模索しました。幸い考慮時間は、アホほどありました。
結論。
「やりたいと思わない。」「稼がなければと考えない。」
定年退職することにしました。
41年、よう働いたし。12月2日で60歳になりますし。師匠・枝雀も、60歳まであと4ヶ月の59歳=ちょうど今の私の年齢・月齢で、亡くなりましたしね。

定年後を楽しく過ごすためには、趣味を持つことです。幸い色々持ち合わせています。

「将棋」
藤井さんのお陰で、もう楽しい、楽しい。
思えば、将棋をやり始めた頃は、引退はしてはったけど、木村十四世名人もお元気でした。
木村、塚田、升田、大山、加藤(ひふみん)、米長、中原、谷川、羽生、佐藤(康)、丸山、森内、佐藤(天)、豊島(敬称略)。
名人に限っても、これだけ見られた時代に生きてるだけで幸せですやん。と、書いている今日も、名人戦第4局をやってます。
そこへ藤井さんの登場ですよ。
長生きしないとね。

「音楽」
自粛中は、クラリネットばっかり吹いてました。少しだけ、良え音になりました。
定年後の「おやじバンド」さながら、これからは、音楽もやりたおします。
特に作曲家・酒井格(さかい・いたる)さんが、三月初旬にTwitter上に発表した「春のエチュード」(旧題・コロナの思い出)は、ことあるごとに吹いていて、国内感染者ゼロになるまで、吹き続けると宣言しております。
エチュード」=「練習曲」ちゅうぐらいで、良えトレーニングにもなるんです。いずれどこかで、どころか、会う度に聞かされることになりますので、ご覚悟をなさっていて下さい。

さて、もう一つぐらい趣味があったらなぁ、と熟々考えましたら、私には、長年やってたものが、ありました。

「落語」
そうですよ。稼がなくて良くなった今、落語は立派な趣味ですやん。草野球のお父さんや、縁台将棋のお爺ちゃんと同様、落語に明け暮れる還暦男になりましょう。
自分がやるだけではなく、指導やら普及やらにも精を出しましょう。
高座数、採算、出来映えよりも、「やりたいことが出来る幸せ」を感じながら、やっていきましょう。
なんと楽しいことでしょう。

そんなこんなで、今日から12月2日=還暦の誕生日までは、定年後の環境変化を整える期間です。
整理するものはして、残すものは残して、伝えるべき物は伝えて。

ただ一つ大きな問題は・・・退職金がない。

 

 

 玉村さんのことを久しぶりに見せて頂きましたが、随分拡がっているのですね!1つのことをするにも、沢山の知識と繋がりがなければ、事業が拡がらないのだと思いました。今、学んでいることは間違いではないと、確信しました!

 

  ケースメントが続きます。やはり、対象関係論は自分には理解しやすいです。対象関係論を中心に読んでいるからかも知れませんが、現場に直ぐに応用できます。

   ちろん、大人の患者のニーズは両親と一緒にいる子どもたちや、あるいは治療者とともにいる子どものニーズとは違っています。

 れども、そのダイナミクスはとてもよく似ています。同じように、断固とした態度や対決が求められるときもあるでしょうし、また分析家は、ニーズが生じてきたときにそのニーズに合わせていかねばなりません(Winnicott,1971b:11章)。

  かしここでも同じく、両親といるときの子どもの発達的なニーズと分析家といるときの患者の心的情緒的なニーズとのあいだに引き続き類似点が見られます。

  まくいっているときには、子ども/患者こそが、いつ、何が必要とされているのかを知らせてきます。そして堅固な態度を求めるニードでさえも、その限界の在処を吟味していく過程で、患者から知らされるのです。

 れども私はここで、欲しいものwantsではなく、ニーズ/かなえられる必要のあるものneedsについて話しているとのことをはっきりさせておきたいのです。