うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

今日のうたたねと、マスクなど医療物資の提供募ると、検査の中身を知っていますか? 韓国の推奨政策と「数だけ議論」のワナと、【「偽の美」とはまさに共同体における価値体系に即した美のありようと言え、それは「偽の美」がステレオタイプ的な「いわゆる」という美であったことからも了解されるだろう。】

 

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 今朝は、たくちゃんが大活躍されたと斜面が送られて来ました。

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 自分は、本来なら大学院に行っていたので、休みになっていましたが、COVID-19のために、来週からzoomでの講義になりました。交通費が浮くので嬉しい反面、大学院生になった自覚が持てず(笑)、教材をひたすら読み漁る毎日です。予習しないと言うことは、練習しないでいきなり自動車を運転することと同じだと、教授から耳と頭が痛くなる(笑)ことを言われました。でも本当のことなので、ひたすら読み漁るだけです。会議があったので夕方現場に入りました。会議が終わったら、ちょうど男子の入浴時間になったので、手伝わせて頂きました。すろージャムの湯に入りに行きたいと、皆さん言われたので、明日行く約束をしました。女子も行くそうです!

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 入浴介助が終わったら、はるちゃんがギターを弾いていました。皆さん鳴らし続けていると、耳触りの良い音になっていきますね。

 帰宅して、ネットのニュースを見ていたら下記がありました。田舎にある小さなNPO法人うたたは、大村さんより先に、いつも自分も利用者さんもお世話になっている診療所さんに、少ないですがマスクとアルコール消毒液、アルコールのカット綿をお持ちさせて頂きました。緊急事態宣言も先に、政府に要望を出しました。これは自慢でもなんでもなくて、自分達を守るのは、行政でもなく、自分達だと思ったからです。大阪人としては、大村さんの対応の遅さに、なぜ怒らないでいられるのか?不思議で仕方ありません。


 PCRPCRと一時、世間がわ〜わ〜言っていましたが、PCRで検査できるのは、再び引用させて頂いた、福岡伸一先生の本にも、2本鎖のDNAと書いてありましたが、COVID-19は、下記にあるように、1本鎖のDNAなのでRT-PCRです。こんなに難しい技術を持った方が、世界に何人いるのか?はっきりさせた方が、良いのでは?と思いませんか?そんな難しいことを簡単に出来る、しかも大量にと豪語するのは如何なものか?とも思います。

第4章 ジャッカルのパズル

PCRの原理

 PCRの原理の原理は実にシンプルである。

 まず、複製したいDNAが入ったチューブを短時間100℃近くにまで加熱する。すると、AとT、CとGを対合させていた結合が切れて、DNAはセンス鎖とアンチセンス鎖に分かれる(加熱しただけではDNAの鎖自体は切れない)。このあとチューブは一気に50℃程度に冷やされる。そこからまた72℃まで加熱される。

 チューブの中には、ポリメラーゼと呼ばれる酵素とプライマー(短い合成一本鎖DNA)、そして十分な量のA,T,C,G四文字のスクレオチドがあらかじめ入れられている。ポリメラーゼは、センス鎖の一端に取りつき、プライマーの助けを借りて、センス鎖を鋳型にして、対合するDNA鎖を四つの文字でつむいでいく。同じことがアンチセンス鎖でも起こる。つまりアンチセンス鎖を鋳型に、新しいDNA鎖がポリメラーゼによって合成されていく。

 合成反応は一分程度で終わる。これが完了するとDNAは二倍に増える。ここでチューブは再び、100℃に加熱される。すると、DNAはそれぞれセンス鎖とアンセンス鎖に分かれる。温度が下げられて、ポリメラーゼによる合成反応が行われる。DNAは四倍になる。まったく同じサイクルが繰り返される。一サイクルはほんの数分である。もとのDNAは十サイクル後には2の10乗つまり二十四倍に増え、ニ十サイクル後には、百万倍、ニ十サイクル後には、なんと十億倍を突破する。この間、わずか二時間足らず。

 PCRマシンは、その実、温度を上げたり下げたりするだけの装置にしかすぎない。しかしそのとき、チューブの中でDNAは連鎖反応的に増幅を繰り返すのである。

 100℃に加熱しても、酵素がその活性を失わないように、ここで使われるポリメラーゼは、海底火山近くの土壌から採取された好熱細菌から抽出したものである。100℃に晒されても変質しない。反応の最適温度は72℃。この酵素PCRの普及に大いに貢献したが、PCRのミソはそこにあるのではない。PCRのミソは単にDNAを複製するだけでなく、ごちゃまぜのDNAの中から、特定の一部だけを抜き出して増幅することを可能としたことにある。

 

 今回も東畑先生の引用です。「偽の美」というのは、ウィニコットの言う「偽りの自己」と見ても良いのでしょうか?個人的にはそう読ませて頂いた方が分かりやすいです。間違っていたらすみません。二者関係から、三者関係に移れるというのは、大きなことだと思われますし、その少ない年数でそれを乗り越えないといけないのでそれまでにその能力をつけることが大事なことですね。でも、大概は自然にできています。

 障がいの有無関係なく、子どもだけが原因ではなく、親が二者関係から離れられないことも少なくありません。

  歳時の飛躍を経て、三人称の他者を受け入れ始めるとき、子どもは共同体を象徴する他者に自らの身をおくことが可能となり、美の感受が可能になる。

  の段階に至って、「美の比較」課題で示されるような「偽の美」の理解が可能になる。「偽の美」とはまさに共同体における価値体系に即した美のありようと言え、それは「偽の美」がステレオタイプ的な「いわゆる」という美であったことからも了解されるだろう。
 とは共同体の立場に立つことを一つの不可欠な本質とする現象であり、「偽の美」とは様々な美の様相の中でも、そのような本質によって全面的に彩られた美のありようだといえよう。

 のような理解の地平に立つとき、ようやく心理療法と美の背反性について考察することが可能になる。