うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

今日もドラムの日と、使用済みマスク 捨て方に注意 都内自治体が適切処理呼びかけと、【ウィニコット(Winnicott,D.W)が述べているように、世界に対して本当の安心感を持ち、創造的に生きられるようになるためには、幻想を持つことができることと、それが壊れてもなお自分も世界も生き残ることの両方が必要である。】

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 牡丹のつぼみが大きくなりました!本当に季節は初夏に向かっていますが、COVID-19のせいか?今年は暖冬でもあったので、未だに季節感を感じることが出来ません。

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 今日は、いのうえっちが、ベンチャーズコピーバンドをされていた方に、ドラムを教えてもらって、良い感じで叩いておられました。ブギやシャッフル、ツェッペリンのロックンロールやタイムマシンにお願い、プリティウーマンなどエレキで弾いても、リズムが合っていたのでびっくりしました!

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 たくちゃんも挑戦!皆さん楽しそうに聴いていました!

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 なんか、お風呂上がりの髪を早く乾かすものを皆さん被っていました(笑)。なんでだろう?

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 勿論、すろージャムの湯に入りに行きました!

今日も皆さん笑顔で過ごせたこと、感謝です!

 

 

 今日は遅番、明日は早番ですので、早く寝ますが(笑)、帰宅したら下記のニュースがありました。当たり前のことが書かれていますが、その当たり前のことを疎かにしてしまうので、リスクになってしまうのですね。でも、常時緊張し続けるというのは無理なので、お互いがお互いの行動を見ることによって、そのすきをなくせれば良いなと思うこの頃です。もう一度確認するためにアップさせて頂きました。

 

  今回も、数年前にアップさせて頂いた個所からの引用です。

ウィニコット(Winnicott,D.W)が述べているように、世界に対して本当の安心感を持ち、創造的に生きられるようになるためには、幻想を持つことができることと、それが壊れてもなお自分も世界も生き残ることの両方が必要である。』は、ウィニコットを読ませて頂いたときにも、特に印象に残ったものでした。そういう状態に持っていかさせて頂くのも、自分達の仕事だと思っています。まずは、安心・安全感を持っていただくのが、うたたねの一番最初にさせて頂くことです。

 

『発達の非定型化と心理療法
第Ⅱ部事例
第2章ぶつかることによる枠組みの創造―落ち着きのなさを主訴に来談した小学生男児とのプレイセラピー
藤巻るり

4,考察
(1) arréter(留める、逮捕する)という視点から
“落ち着きのなさ”という主訴は、周囲の大人たちから見た表現である。A君側からすれば“所在のなさ”のほうが近いだろう。「どこに座ればいいんだ?」(#1)という戸惑いに現われているように、A君は場の中に自分をうまく定位することができない。それは、リアルな手応えに乏しい環境で生育したこととも関係していると思われる。
 テレビの台数が家族構成員よりも多い上にビデオも2台あることに象徴されるように、A君の日常は、誰かとぶつかり合って交渉するどころか、自分の中で葛藤する機会さえ乏しい。河合が現代の家族の特徴として指摘するように、A君の家族は、関係が希薄化していると同時に境界もない。父親とA君は親子と言うよりも兄弟のような横並びの関係である。これもA君の世界が一つの秩序を持ってまとまりにくい一つの要因であろう。このように個人がバラバラに生活している環境では、心理的に母性や父性を体験しにくく、こころの土台が脆弱になりやすい。

A君は、時間内に脱走を試み、時間になると退室を渋り、PRから玩具を持ち出す。これは互いの意志とは独立したルールを介した、A君と筆者の本気のぶつかり合いである。筆者は断固として〈ダメ!〉と止めることで場のルールを守るだけでなく、A君自身を受け止めている感覚もあった。Arréterには「注意を向ける、気にかける」の意味もある。無条件の許しは、諦めや見捨てられたと変わらない。A君には、ダメなことはしっかりと“禁止”されると同時に、“気にかけられ/受けとめられる”体験が大切であったと思われる。そのためには、父性と母性の両方を同時に体現する関わりが必要であった。このケースでは、禁止と受け入れ、父性と母性など、対立する動きが同時に実現することが繰り返し起きている。これは、河合が発達障害心理療法で重視している「結合と分離の結合」の一つの表われ方であろう。後述するように、これは、“つながること”と“放つこと”として、その後、象徴レベルでも表現されることになる。〜

ウィニコット(Winnicott,D.W)が述べているように、世界に対して本当の安心感を持ち、創造的に生きられるようになるためには、幻想を持つことができることと、それが壊れてもなお自分も世界も生き残ることの両方が必要である。A君にとって、プレイセラピーの時間枠が変わることは“相談室が解体する”ほどの出来事であった。それほどリアルなファンタジーと、実際には破壊的なことは起きないという現実の両方を体験したことは、大きな意味があったと思われる