うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

今日も笑顔一日をと、藤井裕子さんと、【対象関係の「内在化」が必然的に自我のいくつかの部分への分割をともなうということである。】

 

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 いのうえっちの、お化け屋敷は、昨日でした(笑)。もう皆さん慣れ過ぎて反応してくれなくなりました。世の中も、流行り廃りが速いので、常に新しいことを考えていかないと、廃れてしまいます。いのうえっちのお化け屋敷を最近見る度に、色々考えさせられます。

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  今日も笑顔で一日が終われたこと、皆様に感謝です!

 

 昨夜、21時までの遅番でしたが、ブログの更新をしながらニュースを見て、テレビを消そうとしたら、逆転人生で、再放送でしたが、「逆転金メダル スラム街の奇跡」が流れていて、見入ってしまってました。最後に藤井裕子さんが言っていた言葉が胸に響きました。 運も実力のうちではなく、勝と強く心に誓った者が運を引き寄せるみたいなことを言われていて、本当に一つのことに真摯に向き合われたことがある方の言葉には重みを感じました。

  下は、NHKのではありませんが、雰囲気は十分に伝わりますね。


 今日は、うたたねのケース会議でした。ケースはいつも通りあがり、それぞれに解決方法を皆で考えました。終わってから、相模原の公判が昨日あったので、スィーガルからの引用で、妄想−分裂態勢と、抑うつ態勢と、躁的防衛について、こちらも皆で復習しました。なれないと難しい言葉が沢山出て来ますが、身につけば本当に現場で使えるし、相模原の痛ましい事件も未然に防げるのではないか?と思われます。

 

 下記はオグデンからです。対象関係の「内在化」が必然的に自我(自我という概念は「意識と前意識、それに無意識的防衛を含む心の構造」)のいくつかの部分への分割、それが抑圧されたら、一対一で対応しているわけではないというのは、自我と、これまで出会ったもので、内的対象になっている複数のものとが、対峙するということでしょうか? 非常に難しいですね......。

 後に対人的状況のなかで投影同一化とによって再外在化されることがあるというのは、ワークスルーの最中や、やり終えた時にでしょうか?やはり難しい箇所です。精神分析状況だけでなく、社会の中ででもなら、対象関係論と対人関係論との違いがあるのでしょうか?まだまだ未熟者ですね。

 ケース会議の終わりに、今、妄想−分裂態勢と、躁的防衛を行ったり来たりされておられる方には、陽性逆転移で仕掛けて行くしかないと言う結論を出しました。それが上手く作用して来ていますので、今はそれがベストと思われます。勿論、健康的な面を一番重視させて頂いていますが。

 

 ~象関係の「内在化」が必然的に自我のいくつかの部分への分割をともなうということである。

  れらの部分は抑圧されると、特定の無意識的相互関係に関与する内的諸対象を構成する。この内的関係はもともとの対象関係の性質によってかたどられるが、けっして一対一で対応しているわけではない。

 的対象関係は、後に対人的状況のなかで投影同一化とによって再外在化されることがあり、それゆえ、分析における転移と逆転移の現象やそれ以外のすべての対人的相互作用を生成する。