うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

アトリエ・カーグ展と、病院と、詩人の谷川俊太郎さんがライブ配信で若者と交流と、【Bionの言葉では「乳房がない、だから、思考がある」と結論を下すであろう。】

 

 

 

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 今日から、豊橋商工信用組合・田原支店さんで、アトリエ・カーグ展が始まりました!

ご高覧の程、よろしくお願いいたします!

 

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 今日は、午前中は白谷海浜公園でサッカーをされた様子。

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 午後から、受診の方がいましたが、新型コロナウイルスが怖くて、ご本人さんなしでもよいか?電話確認して自分だけ行き、処方箋を書いて頂き、薬局に走りました。前回まで、スーツケースを持った外国の方が多かったので、心配しましたが、今回はそのような方はおられず、やはり新型コロナウイルスの影響が出ているのかな?と思ってしまいました。

 病院でマスクが買えないのは、なんとも切なくなりました。

 

 

 昨日、ニュースを見ていたら、下記が出ていました。谷川先生が言われているように、今の若者は羨ましいですね。ギターを弾くにしても、簡単に動画を見ることが出来るし、自分なんか楽譜すらない時代を知っているので(コアなものの)、今、耳コピしたものを見たら違っていたり(笑)。でも、音楽は結局は音なので、努力は報われていますが。


 昨日、先走りしてしまいましたが、ビオンの個所です(スィーガルの本の)。欲求不満に耐え切れない方には、耐えられるような支援をすればいいと思います。簡単に愛着障がいとかいって、講座などがありますが、本当にここまで突っ込まないと、根本的には解決は難しいのでは?と、いつも思ってしまいます。『もし、幼児が欲求不満に耐えることができ、彼の空想が期待とは異なっている現実と出会うなら、思考である彼の期待と知覚の現実性との間に区別がつけられよう。』は、相模原の痛ましい事件を思い出してしまいます。彼には区別がつかなくなってしまっていたのでしょうか?

 

 ~「思索についての理論」A Theory of Thinking(1922,pp.112~113)でBionは「前概念preconceptionを実感realizationと和合させること」と彼が呼ぶもので思考の起源を述べた。

 彼はこの前概念をカントのからの思考empty thought とういう概念にたとえている。 

 この前概念とは幼児の空想であり、その最初のものはよい乳房と悪い乳房の空想であろうと私は思う。

 概念と実感とのこの和合の成果は、欲求不満に耐えうる限界の内に保つ環境の能力と同じように、Bionはこの欲求不満に耐えうる幼児の能力によって大きく決定されることを問題の核心とした。

 し、幼児が欲求不満に耐えることができ、彼の空想が期待とは異なっている現実と出会うなら、思考である彼の期待と知覚の現実性との間に区別がつけられよう。

 Bionの言葉では「乳房がない、だから、思考がある」と結論を下すであろう。

 し、そうした境遇での現実の幻滅に耐え切れないなら、空想の万能性は増大し、現実知覚は否認、絶滅される。幼児は万能的空想に基づいて機能し続けねばならず、思考は発達しない。

 れだけでなく、この万能空想は苦痛な刺激を彼から取り除くことができないので、それらの刺激を彼自身から取り除こうとして、投影同一化の空想へ、それに彼自身の自我、とりわけ知覚器官への攻撃へとますます駆り立てられるだろう。

 考の最も重篤な精神病はこのようにして生じる。