うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

アトリエ・カーグとバンドクラブと、【「暴力はそれに屈するすべての人間を物にしてしまう」ゆえに不正である】

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 今日は、アトリエ・カーグの日でした!まずは、年賀状用にネズミを皆さん描かれていましたが、自分はパシリで(笑)、昼食の注文などで走っていたので、詳細は分かりません。分かり次第、アップさせて頂きます!

 おかもっちゃんは、力強さの中に艶っぽさもある花になりました!

 

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 ゆうこちゃんは、カメレオンと花!爬虫類が苦手な方が見ると、ちょっと目を背けてしまいそうなくらい、顔がリアルでした!ふみくんが、自分が描き終ったら、見入っていました。

 

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 はるちゃんは、ネズミを細かく描かれていました。芸術系に進みたいと言われていましたが、進まれたほうが良いかもしれませんね!

 

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 バンドは今日も元気です!

 

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 その中でも女子が躍動していました!ドラムは交代でされていましたが、中々迫力があって、良かったです!音楽の始めは、歌だったのでしょうか?リズムだったのでしょうか?今日の女子を見ていると、きっと最初はリズムだったに違いない!と、確信してしまいました。それだけ迫力がありました!

 はるちゃんは、スネアとタムの打ち方を簡単に話しただけで、それなりに叩いていたので、皆さんびっくり!才能がありますね!普通に曲ができました!

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 まあちゃんが叩き出すと、ギャラリーが凄いことになっていました........。

女子のひたむきさが(3名ともに)、皆さんの感動を呼ぶのでしょうね!

 

 

 早朝に車を置きに行ったので、ソンタグが大分進みました!

ここ5年間くらい、精神分析の本を中心に読ませて頂きましたが、何が本当で、何が間違っているのか?これは相当、臨床や現場で経験を積み、勉強し、真摯に向き合わなければ、答えが出てこない気がして来ました。下記を読んでいたら、支援も暴力的(殴る、蹴る等は目に見えますが)な支援になっていないだろうか?絵カードや写真を使うのは(それが必要な方がいるのも承知していますが)、その人にとっては、暴力的(その人を物にしていないだろうか)なことではないだろうか?と、自省してしまいました。支援をやらせて頂きながら、表出の言語がない方には特に、現在の支援方法で本当に良いのか?を見極めながら出来ればいいなと、思いました。自分が一番初めに働かせて頂いた施設の方が、ご父兄の紹介で、短期入所を希望されていると聞き、嬉しくなりましたが、お名前を聞いて、もっと嬉しくなりました。それは、表出の言語がない方が、本当に安心して自分の不安や症状が訴える事ができればいいのにな!と初めて思った方だったので、尚更嬉しかったです!来て頂けるかどうかはわかりませんが、支援させて頂けたら嬉しいです!

 

他者の苦痛へのまなざし
S・ソンタグ
北條文緒訳

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  〜シモーヌ・ヴェイユが戦争についての至高のエッセイ「『イーリアス』あるいは暴力の詩篇」(一九四〇年)のなかで言うように、「暴力はそれに屈するすべての人間を物にしてしまう」ゆえに不正である――と考えるのでない限り、実際にそう考える者はほとんどいないが、戦争の破壊性それ自体は戦争を仕掛けることに反対する根拠にはならない。

 そのとおりだ、と特定の状況のもとで武装による戦闘以外の手段が見出せない人々は言うだろう。暴力はそれを受ける人間を殉教者や英雄に高めることもあるのだ、と。