うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

いつものうたたねと、【フロイトは、このような状況で、患者は〈経験から学ぶ〉ことができないように見えることに注目している。】

 

 

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 今日も、笑顔で一日が終われたこと、皆様に感謝しています。

何もないと言うことは、どんなに素敵なことでしょうか。ただただ、みなさんの笑顔を見たいがために仕事をさせて頂いているのかも知れません。単なる自己満足にならないように!

 

 オグデンをこうして読み返してみると、やっぱり凄いんだと、今更ながら思いました。フロイトの凄さを際立たせてもいます。変化に対する抵抗は、障がいの有無関係なくあります。自分たちもそうです。単純なところから言えば、ごみ袋の有料化、そして値上げでゴミを減らそうと思いますが、そのうち慣れてしまって(笑)、今まで通りになってしまっています。ただ、変化する時には凄く抵抗を感じてしまいます。支援では逆にそれを利用して、心的外傷にならない程度(ご本人さんに無理のないように)少しずつ変化をして頂きながら、慣れて頂くのが、自分たちのやり方です。

 下記は、ポール・トゥルニエ強い人・弱い人の本を思い出しました。

弱い人は、悪い道とは分かっていても、そちらの方に行ってしまうと言うようなことが書かれていました。20歳くらいに読んだ本なのでいい加減な記憶ですが(笑)、良い本でした。その時はヨルダン社から出ていましたが。

 結局はそれをきちんと乗り越えないと、ワークスルーしないと何も変わらないどころか、もっと悪い方向に行ってしまうのですね.......。

 安心安全感をどうして伝えるかが、先ず一番最初にしないといけないことですが、一人ひとり違うので難しいですが、逆にやりがいを感じています。直ぐに答えが出ない時の方が多いですが、お互い人間なので時間がかかってもいつかは答えが出てきます。

 

 ~しかしフロイトは、次第に反復強迫は〈変化に対する抵抗〉をも示していることに気づくようになった。

 彼は、抵抗の分析が分析家の中心的な仕事であるとして考えるようになる。そしてその後フロイトは、〈変化に対する抵抗〉がある種の患者においては特に強固なものである、と確信するようになった。

 これらの患者は、不幸や苦痛をもたらすしかない結末を追い求め、意味もなくそれに固執するように見える。フロイトは、このような状況で、患者は〈経験から学ぶ〉ことができないように見えることに注目している。

 実際彼らはあたかも「悪質な運命が、あるいは何か『悪魔的な』力にとり憑かれている」かのように行動するのである(1920,p.21)。