うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

エリアーデと、やっぱり遊びと、【彼女は子どもを観察し、おもちゃ遊びを通じて内的対象が生命を得て、生き生きとこころの中の世界が現れることに注目した。】

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   皆藤章先生の本を、読ませて頂いていると、(東畑開人先生のおかげですが)引用されている本が気になってしまい、Amazonで沢山見ました。中でもエリアーデは一番先に読みたいな!と思いました。安いので来月には買ってもらおうと思っています。値段を見ると言いやすい(笑)。

 あまりにも暑くて、職員さんもダウンされる方が出て、昨日は夜勤に入りました。自分も給与計算などの事務仕事があり、余裕がなく入りましたが、みなさんがその余裕のなさをほぐしてくれました!ありがとうございます!夜勤は本当に楽しい!!!

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 下記にも関連しそうですが、うたたねでは遊びを大事にしています。

こころの中の世界が無意識に出て来るのは、やはりこころの底から遊べている時だと思います。遊びを馬鹿にされたことも多々ありますが(笑)、本当に生きていくうえで大切な行為とも思います。

 

 今、読ませて頂いている、皆藤先生の本は本当に素晴らしい本で、高価になっている理由も理解できますが、もっと沢山の人が読めるように重版をお願いいしたいです。どう生きるか?を現代は個々が心の中で考えて創造していかないといけなくなった現代において、少し前の宗教を何に置き換えればいいのか?というところを読ませて頂いていて、本当に考えさせられます。

 

 何か、最近福祉ってなんだろうな?と思う時が良くあります。ステージ4になっている母親に平気で移動支援のおこずかいを施設までこの炎天下に持ってこいとか、お母さん抗がん剤でしんどいのに、判断を無理やりさせるとか、先日の病院とか........。自分のことを前面に押し出したいだけの人とか、売り上げだけに精を出している人とか.....。なんなんでしょうか?信用とお金は後からついてくると自分は思っています。そら,

女性職員にだけ偉そうにしかできない男性職員に誰がついて行くのでしょうか?出たとこで何も言えない男性職員に誰がついていくのでしょうか?弱い方々にしか偉そうにできない人間に誰がついていくのでしょうか?不思議で仕方がありません。世間一般がそうなっているのかも知れませんが......。

  でも、それが皆藤先生が書かれている、『進歩』と言われると、大人になっても社会が『進歩』したら、また『進歩』して大人にならないといけないので、いつまでたっても大人であり続ける事は無理です。なので『変容』という言葉が生まれたのでしょうか?障がいも治らないけれど変化は出来るとよく言われますので、自分達にも『進歩』よりも『変容』という言葉の方がなじみやすいかもしれませんね。

 

 こころの中の世界


 さてフロイトにも基本的な記述は明白に認められるが、外の世界が現実的であるのと同水準で、患者にとってこころの中の世界が重要である、ということを強調したのはクラインである。

 

  彼女は子どもを観察し、おもちゃ遊びを通じて内的対象が生命を得て、生き生きとこころの中の世界が現れることに注目した。そしてこれを理解することが、転移についての私たちの見解に根本的に影響を与えることに気づいた。 

 

   それにより私たちは、転移されるのは過去の対象であるというより、むしろ現在内的対象として存在している対象であり、これが分析状況上に投影されていることを知ることができるのである(Joseph,B.1985)。