うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

面白そうな本と、【小手先で理論や方法論を扱うことの愚は多くの心理療法家が味わってきたことであるし、それによって何よりも多くのクライエントが辛酸をなめているのではないかと言いたいのである。】

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  昨日は、夜勤明けで用事があり、仮眠する機会を逃し(笑)、帰宅が22時近くになりました。用事の合間に本屋さんで本を探していたら、上のものがあり、中を見ようとして時間を見たら良い時間になったいたので諦めて移動しました。機会あれば見てみたいですね。

 

 

 下記は、またまたオグデンを飛ばして、今読ませて頂いている本からの引用です。本当にそう思います。結局は、日頃からきちんとした人間関係を作る努力をしていないと、いくら素晴らしい理論や方法論、または技術を持っていても、全く役立ちません。

生きる心理療法と教育 臨床教育学の視座から
皆藤 章著
序説
3 心理療法と自然科学
 ~こうした場では、理論や方法論ではなく、何よりも心理療法家とクライエントが生きた存在として相対しているという体験が重要になる。このような姿勢で、筆者は現在、心理療法の実践に携わっている

 過去には、理論や方法論がいかに無力かを味わってきた。

 誤解を招かないように付言しておくが、理論や方法論が重要でないと言っているのではない。小手先で理論や方法論を扱うことの愚は多くの心理療法家が味わってきたことであるし、それによって何よりも多くのクライエントが辛酸をなめているのではないかと言いたいのである。

 このような傾向は、現在とみに強まっているのではないか。