昨日の日中も賑やかでしたが、2つの班に分かれずに、皆さんで外食に行きました!席の確保が難しく、譲って下さったお客さんもおられ、感謝です!それでも席が分かれてしまいました。日曜日ですものね!
車二台で行きましたが、食事のペースが速い方、ゆっくりの方がおられるので、自分は往きはセレナでしたが戻りはムーヴで少人数での移動になり、3人でお薄を頂いてから戻りました。戻ると良い時間となり、ショートさんで帰宅の早い方は帰宅の準備、ホームの方は入浴と、スムーズにスケジュールが進んで行きました。
表出の言語がないと思われていた方が、ハッキリ意思表示をされるようになったり、遊び(外出・外食もそうだと思っています)の中で、無意識に支援者が触れることで、その方の気持ちが読めるようになっていく過程を見る事で、利用者さんだけでなく、支援者も成長していきます。
アップは、少し飛んで、一昨日読み終えた東畑先生の引用です。この本は対象関係論の入門書として凄く良いし(芸術療法・表現療法の入門書としても)、下記の引用は、自分がなぜクライン派が一番なじむのか?が、分かった気がしました。東畑先生が記述されておられるように、クライン派が初めて精神分析の中で美・芸術を取り上げたからでしょうか?
美と深層心理学
東畑開人著
序論
美に焦点づけた研究
芸術の研究においては、芸術の主題面に関心が注がれて、その美的な側面には関心が払われてこなかった。その中で、メラニー・クラインに始まる対象関係論の流れは、主題ではなく、その体験のされ方に関心を注ぎ、美的側面を明らかにしようと試みた。
クライン(1929)は芸術家の創造過程について、その主題をくみ上げる過程ではなく、美的に作品を仕上げる過程に焦点を当てた。つまり、抑うつポジションにおいて対象を破壊してしまった罪悪感を償うために。それを修復しようと試みる中で対象を美しく飾るという心的過程を明らかにし、芸術家のこころの営みに光を当てたのである。~