うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

手荒い歓迎(笑)と、陰陽師と、【愛と憎しみの統合へのこの一歩というよりはむしろ前進したり後退したりの一歩ずつの積み重ねが、人格内の重大な変化をもたらすのである。】

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 母親が飼っている犬さんから、手荒い歓迎を.......。

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 自死した母親の実家後は、建売が沢山建っていました。

聖神社の参道にあり、聖神社の周辺には陰陽師の集団が住んでいました。母親方の先祖は陰陽師だったのかも知れませんね。それゆえ何かを感じて自死したのか?

 

  

 下記は、自分の事、周囲の事を改めてみると、思い当たることが沢山出て来ます。

 自分たちの仕事の一番の目標と言うのは何なんだろう? オグデンが言う、隔離していたものを恐れないようにして、心身共により自由になって頂くことでしょうか?

 そのためには、利用者さん達にだけ、ワークスルーを求めないで、自分達もきちんとワークスルーできるだけの、知識と経験、体力が必要ですね!

 

   フロイトの考えにしたがって、メラニー・クラインKlein,M.は、より大きな統合を達成しようと試みる中で人が遭遇する問題を詳細に解明しており、今日私たちが心的変化を理解する上で欠くことができないものである。クラインは2つのポジションと呼ぶものについて記述している(ポジションという言葉で意味されているのは、「妄想分裂ポジション」および「抑うつポジション」とクラインが名付けた衝動、防衛、不安、対象関係の布置である)。クラインは妄想分裂ポジションにおいて、人あるいは幼児が苦しく相反する感情や自己の動揺している部分によって引き起こされる不安を分裂排除し他の対象や人びとに投影することによって処理し、そうすることで自分自身を楽にしようと試みるのを見た。幼い子どもの場合これは正常な精神状態であること、それは子どもの対象の感じ方に影響を与えることをクラインは強調した。 もっと年長の子どもたちや、大人になってもこのように機能し続ける大人たちにおいても、対象の感じ方に影響を与えることは同様である。このようにして、たとえば怒りなどを分裂排除し幻想において無意識のうちにそれを最も近いところにいる対象に投影する人は、その対象が敵意を持っていると感じ、ひきこもるかあるいは戦おうとする。更に、当然のことながら幼児がどのように対象を経験したかということが、それらをどのように自分の内的世界に取り入れるか、自分の自我と超自我をどのように作り上げるか、人びととどう関係するかの基本となる。乳児が早期の数週間、数ヶ月にわたって発達し、分裂排除と投影が減少してはじめて、次第に自分の衝動は自分自身のものであることに気づき始め、同一人物に対して同時に愛と憎しみをもつことに耐えられるようになる。その時の乳児の人に対する認識はより現実的で人間的になり、それらはそのようなものとして取り入れられ同一化され得る。愛と憎しみの統合へのこの一歩というよりはむしろ前進したり後退したりの一歩ずつの積み重ねが、人格内の重大な変化をもたらすのである。