うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

ちょっと一服と、【その変化が、よい方向のものであるかどうかについては問わず、進歩あるいは後退の徴候かどうかも判断せず、変化とは患者が不安と対象関係を独自の仕方で扱う方法であるとみなければならない。】

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 まだまだ、先は見えませんが(笑)、総会の準備ができたので、夜勤前ですがちょっと一服!

 宇連ダムが底をついたので、雨が欲しい所ですが、このところ不安定な日が続いていて、まるで梅雨のようですね。長期予報を見ていると、降る時にはきちんと降るようですが、療育キャンプの日にまで雨マークが.........。水不足がそれで解消されるならいいですが。

 

 

 ジョセフ先生も、もうすぐ終わります。

下記は、記録や引継ぎ時に、良いことしか書かない、言わない方に是非読んで頂きたいなと、思いました(笑)。

 良いことも、悪いことも重要な情報なので、きちんと伝えるべきだと思いますし、失敗も周囲には本当に参考になります。浜松の施設で勉強させていただいていた時に、一緒に散歩をさせていただいていた方が、雲の上を歩いている様な感じで、なんかいつもと違うぞ!と、感じたまでは良かったのですが、それを周囲と直ぐに共有しなくて、その方に処方された抗てんかん薬が、いつもの3倍処方されていたと、後で聞いたときは、本当に申し訳ないことをしたと思いました。下記は、薬には触れてはいませんが、その方の状態をきちんと把握できてなんぼのもんだとも思いますので、二度と同じ過ちをしないようにと、その時に猛省しました。こころの問題も同じだと思われます。支援者の勢いがあまりにもあり過ぎて、本当の思いや、症状を我慢してしまう方もおられるので、日々、時間ごとの言動と、どれだけ真摯に向き合えるか?いかにして本当の気持ちを表出して頂けるか?にかかっています。それにはやはり、安心・安全感を感じられる空間・人間関係が必要ではないでしょうか?勿論、その方に合った、ものですが。

 

第14章 心的変化と精神分析過程
 ~ここで私が明確にしたいと思っている主要な点の1つは、心的変化が単なる1つの終わりすなわち最終的な状態ではなく、それは治療の中で常に進行しているということ、そして私たち分析家は患者における瞬間瞬間の変化を見出だし一つひとつを把握することができなければならないということである。その変化が、よい方向のものであるかどうかについては問わず、進歩あるいは後退の徴候かどうかも判断せず、変化とは患者が不安と対象関係を独自の仕方で扱う方法であるとみなければならない。そうでなければ、治療の結果として真の永続するよい方向の心的変化を達成することは望めないこの変動が進歩を示すのか示さないのかという問題にとらわれていると、その裏付けとなる証拠を探すことに夢中になり、進歩と感じる事柄に大喜びしたり、一見したところ退行が起こったりするとがっかりしたりするであろう。そうなると、治療の流れを見失い十分に聴くことができなくなってしまう。