一つのことに集中する時間がなかなか取れないので、時間が少しでも空いたら、読書と、ストレッチと、ギターのどれかをしています(笑)。
どれも、一回止めると継続が難しくなるので、根性で(笑)やらせて頂いています。
あまり暑くなると、ギターは外に持ち出せないので、ギターに割く時間が少なくなりますが.......。
ジョン・スタイナーを読んでいますが、気が付けば至る所に鉛筆でアンダーラインを引いていて、自分には、頭の中の整理が出来ないのかな?と思ってもう一度読み直しますが、どうしてもまた線を引きたくなってしまいます。今の自分が欲しい答えだからでしょうか?同じような内容を論じているのは理解できますが、見る角度が少し違うだけで、同じような内容に思えても、おそらく同じ人がいないように、一人一人に焦点を当てると、尚且つ、違う人間が焦点を当てると、やっぱりニュアンスが違うので、その少しの差が、現場で支援をさせて頂いている身には、ありがたいです。
自分たちは治療は出来ないけれど、下記のようなことを、頭の片隅に置いて支援させて頂くと、驚くほど効果がでます。
作家の曽野綾子さんは、その昔、精神的に疲れた時は、心理学の本を読んだらすっきりするようなことを、何かで書かれていましたが、気持ちが分かるような気がします。結局、毒親という言葉が巷でよく耳にしますが、転移というものは、先祖代々続いているというのが本当だとしたら、精神分析的な治療、または考え方で、自分自身の見方が変わるかもしれませんね。まだまだ自分にはそこまで理解が出来ませんが....。
~ジョセフは心的変化を促すと思われるやり方での分析作業に関心をもち、ある患者とある瞬間にどの「レベル」に焦点をあてるのがよいかという問題を考えるようになった。患者はそもそも迫害不安に対して自身を防衛しているのだろうか?それとも抑うつ不安に対してだろうか?この疑問に対する最も有効な手がかりは、その瞬間に患者が分析家をどのように使用しているかを見極めることであると述べている。これに伴う1つの問題で彼女が強調しているのは、患者にとって最も重要で意味のある不安は、たいてい、逆転移に於ける困難な領域と密接に結びついているということである。分析家は患者のコミュニケーションの中に自分が避けたいと願っている領域を感じるが、それこそ分析家が焦点を当てる必要領域である。~