うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

本が来た!と、【最近の実験は、乳児が、知覚様式を越えて、共通の形や時間の構造と同様、共通の強さのレベルをも知覚できること、さらに乳児がこの情報を対人間の事象の源泉(自己対他者)の決定に使用できることを示唆しています。】


 本が丁度良いタイミングできました。どれを読もうかと夜勤明けのボーとした頭では考えられず(笑)、コフート、スターンつながりで、丸田先生のをと思いましたが、ポリヴェガール理論入門の方が、今の自分が欲している本だと思えたので(ちょっとずつ、読んで見ました)、明日からは、ポリヴェガール理論入門を読みます。

 『迷走神経の“二つの”神経枝と、トラウマやPTSD自閉症スペクトラム障害などの発言メカニズムとの関連に迫り、治療への新しいアプローチを拓く、「安全である」と感じることが人の社会行動、生理学的状態に及ぼす重要性とは。』と帯にありました。中身は、対談集になっていました。著者である、ステファン・W・ポージェス先生の邦訳が出るのがこの本が最初の様です。
 安心・安全感を持っていただけるような支援を目指して、うたたねではやらせて頂いているので、参考になりそうです。
 出たばかりの本なのを先程知りました(笑)。入門の先にも期待しています!





 本は、スターンの復習を夜勤明け、ファミマで打ち上げ(勝手にw)、帰宅しました。
暫くは、スターンの復習が続きますが、こちらも段々核心をついてきます。

 同じようなことの繰り返しの様ですが、少しずつですが、奥深く入って行っている気もします。




 下記は、当たり前のことを、当たり前に記述しているようにも見えますが、個人的にはそういう風に考えたことがなかったので、新鮮に感じました。
 タスティン先生だったか?アルバレズ先生だったか?リトル先生だったか?忘れてしまいましたが(笑)、その方の強さには、同じその強さで返さないと、ダメだと書いてあったのを思い出しました(現場ではいつも感じ、実行させて頂いていますが)。激しく暴れているのに、優しく頭を撫でるだけでは、何も解決はしないですね.......。
『要するに、(他者に対し)自己から発する刺激(聴覚、視覚、触覚、固有覚)はどれも共通の強さと構造を有するのです。』








強さの構造の一貫性:個として独立した人物が行動を同定するもう1つの不変要素として、強さの構造の共通性が挙げられます。ある人物がいくつかの動作をしたときの動作や行動様式の強度勾配の加減は一般に、それ以外の行動の強さとマッチしています。たとえば怒りを爆発させた場合、声の大きさは一般に、その絶対量ばかりでなく、その間の行動の激しさを表す面としても、付随する動きのスピードや激しさにマッチします。この強さの構造の一致は、乳児自身の行動にも、それに関する乳児の知覚にも起こります。たとえば乳児がむずかり始め、泣き方が激しくなる(聴覚的事象として)につれ、胸部や声帯の固有覚知覚や、強く叩きつける腕を感じる視覚、固有覚も強さを増してきます。要するに、(他者に対し)自己から発する刺激(聴覚、視覚、触覚、固有覚)はどれも共通の強さと構造を有するのです。
 自己と他者を区別するのに乳児は強さのレベルという知覚を使うことができるでしょうか。すでに第3章でも述べましたが、最近の実験は、乳児が、知覚様式を越えて、共通の形や時間の構造と同様、共通の強さのレベルをも知覚できること、さらに乳児がこの情報を対人間の事象の源泉(自己対他者)の決定に使用できることを示唆しています。〜