うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

ひーひー王子がひーひーと、【もっと生産的で創造的な人生を生きるのは、小児期にひどい外傷を受けながら、内的完結に向かって新しいルートを見つけ、新しい(補正的)構造を獲得した人々である。】


 午後から、地元のお神輿が出ていたようで、大音量の音楽で、夜勤明け、珍しく寝ていたのに、起こされ(笑)、大きな音に弱い、ひーひー王子が、玄関を自分で開けて、玄関で怯えていました。
 タバコの煙や、野焼きの煙など、喘息の自分には命に係わる(笑)ことですが、喫煙所が施設の玄関横(温泉やコンビニなどの)にあるのは、本当に辛いですね.....。今年は、採血検査で、アレルギー反応がなくならないので、マスクが外せませんでした(笑)。
 軟弱ですね(笑)




 夜勤明け、帰宅の前にファミマで1時間くらい本を読みました。ガラスをトントンと叩く音がしたので、顔を上げたら、なっちゃんのお母さんでした!車になっちゃんが乗っていて、手を振ってくれたので、心が少し晴れました!ありがとうございました!
 後、1章を残していますが、今日も少し前に戻って復習していました。


 下記は、逆転移の最たるものですね。現場では絶対に出してはいけない物ですね!
 『2つのうち重要でない方の理由として、分析医の自己愛的もろさ、つまり、患者を助けようとして拒絶された場合のフラストレーションがある。自己愛的に傷つくとわれわれは、激怒するばかりか、科学的、道徳的用語、最も典型的な場合には、道徳的色彩の濃い科学用語で、患者への逆襲を合理化する傾向にある。』


 下記は、まだ自分の中で、抵抗と言うものを、きちんと理解できていないのかもしれないと、感じさせてくれた箇所でした。
 『重要な方の理由は、われわれが、事実に直面することが治療の中心であるという道徳的色彩の濃い理論と、これまた道徳的色彩の濃い、無意識を意識化するべきであるというモデルに浸りきっていることである。このモデルによれば、『意識化すること』あるいは『意識に上がること』を邪魔するものはすべて抵抗である。』


  下記は、現場でマニュアルをくれ!という職員に読ませたい箇所でした(笑)。間主観的立場で言わせて頂ければ、ウィニコットの言うように、自分のやり方は、自分だからできるのであって、あなたがするなら、あたなが考えなさい。そのための理論の提供はさせて頂いているので。ですね!
 『健康な自己は一種類だけではない。たくさんの種類がある。また、分析的治療への道も、1つだけではなく、被分析者に特異的な健康の可能性によって、道はいくつもある。』


  下記を実現させるために、自分たちがより多く学び、現場で実践をして行かなければならないのです!それを支援させて頂くのが、自分たちの仕事です!
 『もっと生産的で創造的な人生を生きるのは、小児期にひどい外傷を受けながら、内的完結に向かって新しいルートを見つけ、新しい(補正的)構造を獲得した人々である。』


 下記は、上記を達成するための方法が書かれているように思いました。簡単なことではありませんが.....。
 『すでに述べたように補正的構造は、自己の一次的欠陥を補うように働く構造です。それは、健全な発達を遂げるよいプログラムされて生まれた自己が、自己対象不全の結果生じた一次的な欠陥を補って、その中核プログラムunclear program(自分らしさの展開)をできるかぎり達成しようとする格闘から生まれます。』






 〜防衛と抵抗に関するこの新しい理解。その理解に基づいて治療を進めることに、『抵抗』を覚える人があるとすれば、次の2つの理由が考えられます。

 「2つのうち重要でない方の理由として、分析医の自己愛的もろさ、つまり、患者を助けようとして拒絶された場合のフラストレーションがある。自己愛的に傷つくとわれわれは、激怒するばかりか、科学的、道徳的用語、最も典型的な場合には、道徳的色彩の濃い科学用語で、患者への逆襲を合理化する傾向にある」(p.141)。
  「重要な方の理由は、われわれが、事実に直面することが治療の中心であるという道徳的色彩の濃い理論と、これまた道徳的色彩の濃い、無意識を意識化するべきであるというモデルに浸りきっていることである。このモデルによれば、『意識化すること』あるいは『意識に上がること』を邪魔するものはすべて抵抗である」(p.414)。
以上の理解のもとに2つ、明らかにしておきたいことがあります。1つは補正的構造について。
 すでに述べたように補正的構造は、自己の一次的欠陥を補うように働く構造です。それは、健全な発達を遂げるよいプログラムされて生まれた自己が、自己対象不全の結果生じた一次的な欠陥を補って、その中核プログラムunclear program(自分らしさの展開)をできるかぎり達成しようとする格闘から生まれます。

 「自己愛障害の自己だけでなく、構造神経症の自己や健康な自己を含むすべての自己は、多かれ少なかれ補正的構造で成っている。健康な自己は一種類だけではない。たくさんの種類がある。また、分析的治療への道も、1つだけではなく、被分析者に特異的な健康の可能性によって、道はいくつもある(p.44)。
  「もっと生産的で創造的な人生を生きるのは、小児期にひどい外傷を受けながら、内的完結に向かって新しいルートを見つけ、新しい(補正的)構造を獲得した人々である」(p.44)。〜