うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

たくちゃん、起きろ!起きろ!のおまじないをしていました!と、【退行が疾患特異的な点に達し、それに対応する理想化された自己−対象との和合unionが確立されれば、そこに生じる自己愛的安寧が、機能の改善という臨床像を導く】


今日は、夜勤なので、何が起きるか?楽しみに来ましたが、期待を裏切らずに、皆さん楽しいことを繰り広げておられました!
たくちゃんは、あっ君の部屋に来て、あっ君の足を擦っている振りをして、起きるよ!起きるよ!を繰り返していました。
 ちょっと、感動したので、遅番さんにも見て頂きました。

 その後、何やら楽しそうに、げらげらと、二人で笑っていました。考えたらご自宅が近く同士ですね!
いつもは、あっ君の車いすに乗りたくて、足が痛い振りをしていましたが、見事にワーク・スルーされましたね!


 他にも色々と楽しいことがありましたが、こちらをアップさせて頂きました!





 下記を読ませて頂いていると、対象関係論と対人関係論の根は、同じように感じました。結局、目指すところは同じですものね!
今読んでいる箇所は、またまた自分に当てはまり過ぎて、苦しくなってきました(笑)。本当に実践的な本ですし、丸田先生が非常に分かり易く解説して下さっています。





 本は、昼食時に読みましたが、アップは10日くらい前に読んだ箇所です。

 夜勤に戻ります!

 〜ワーキング・スルーのプロセスの違いについてはどうでしょう。  「転移神経症の場合には、防衛が除去され、対象−本能object−instinctual投資に自我との接触の機会が開かれ、その結果、心的構造の配置が改善する。つまり、欲動と防衛に対する自我の優位性が増加する。似たようなプロセスが、自己愛パーソナリティ障害のワーキング・スルー・プロセスの第一歩としても起こるが、それは起こるのは、分裂split−offないしはは抑圧されたrepressed自己愛備給と自己愛的に備給された前構造的自己・対象に、現実自我との接触の機会が与えられた場合である。ただあくまで、ワーキング・スルー・プロセスの本質は、自己愛的な投資を受けた太古的対象からの自己愛的リビドーの漸次的撤回であり、それが、対象表象とその活動から心的装置とその機能へと備給が移行するにしたがい、新しい心理的構造の獲得を導く」(p.96)。

  こうして、理想化転移のワーキング・スルーによる、理想化された親のイマーゴからの理想化備給の撤回は、自我内の欲動−制御構造の構築と、超自我のさらなる理想化へと向かいます(p.96)。

  「退行が疾患特異的な点に達し、それに対応する理想化された自己−対象との和合unionが確立されれば、そこに生じる自己愛的安寧が、機能の改善という臨床像を導く」(p.86)。〜