うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

愛知県育成会療育キャンプと、【私は、患者に決してそれを突然突きつけないことを私の原則としています。】


 土日にある、愛知県育成会療育キャンプに、今年も仕事でいけることになりました!が、この悪天候の中、行けるのかどうか?少し心配になって来ました。大阪が、京都が、見慣れた土地が大変なことになる映像には、どうしても目を背けたくなってしまいます......。
見なれない土地でも、心が痛むのに、見慣れた土地だと余計にですね.....。
 善光寺周辺には、京都を出た時にお世話になった方々がいて、今直ぐにでも駆けつけたい気持ちになりますが、今回は仕事なので、我慢です。





 今日は、夜勤明けの受診で豊橋まで行きました。お昼からは、新しくショートを使って頂ける、湖西市の方のご自宅に親分と行って来ました。個人的には分かり易い場所だと思われますが、親分には難解のようでした......。





 本は、受診待ちの時に少しだけ読ませて頂きましたが、寝ていないので、ぼーっとしていて、全然頭に入らなかったので(笑)読み直しですね.....。

 下記は、現場でも特に意識しなければならないことの一つだと思われます。
前者は、この逆転移をどうやって、相手に分かり易く伝えることが出来るのかを考えろ!と言われている感じがしています。
『患者の前に文字通り鏡を差し出さなければなりません。』



 後者は、その伝え方のヒントを、与えてくれている感じがします。
『私は、患者に決してそれを突然突きつけないことを私の原則としています。』






〜チック患者の自己愛的特徴と癖を理解する試みにおいて、私はすでに、ある程度の治療に達した神経症者は、分析中その症状に煩わされなくなることが多いと指摘しました。人格の徹底的な分析はそうしたことがあっても歩みをとめることはありません。つまり、私たちは最終的に、その人の振る舞いを特異性、つまり患者たちの身体的外見の特異性を、はじめて意識するよう、患者の前に文字通り鏡を差し出さなければなりません。分析によって治癒した人でも、表情や姿勢、動作、癖などのせいで、彼ら自身は自らの癖を気づかないままが相変わらず世間からひそかに笑われていることを私のように経験的に知っている人だけが、それにもっとも近く関わっている人にもこのいわゆる公然の秘密を意識させることを、徹底分析の酷ではあるが避けられない課題とみなすでしょう。分析家はご承知のように常に思いやり深くなければなりませんが、自己認識させるこの部分の扱いにはなかでも一番思いやり深くなければならないでしょう。私は、患者に決してそれを突然突きつけないことを私の原則としています。分析が進行すれば、患者は私たちの援助のもとで、遅かれ早かれ自分でこのことに気づくことになるからです。