うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

施設見学と会議と、【抑うつ態勢へのゆっくりしたシフトが観察され、一方、退歩すると、陰性治療反応で生じるような、妄想−分裂機能への逆戻りを観る。


 今日は、浜松のひかりの園さんの施設を職員全員(おちゃんを外して)で行きました。
 色々と勉強になった様子です。
また、皆さんにじっくり感想を聞きたいと思います。


 


見学の後は、魚あらさんで、会食しながら会議をしたようです!
皆さん美味しかったと言っていましたので、良かったですね。




 朝夕の送迎と、社会保険事務所に行ったり、書類を作ったり、喘息の薬をもらいに行ったりで、直ぐに1日が終わりました。( ̄ー ̄)

 明日の用事に備えて、夕方の送迎が終わり次第、加賀まで一気に走って来ました。(^-^)/

 予定より一時間半早くついたので、一安心です。

 本は、受診待ちで読みました。
クライン等の復習をさせて頂きました。


 携帯からのアップなので、うまく出来ていないかもです。( ̄ー ̄)








5.病理構造体と妄想−分裂態勢、抑うつ態勢の相互作用
 ジョン・スタイナー

 私はこの論文で、人格に深い影響を与えて分析においては特徴的な洞察の欠落と変化への抵抗を示すように精神状態を固定させうる病理構造体の臨床での重要性を強調し、妄想−分裂態勢および抑うつ態勢とどのような均衡にあるのかを示す。2つの態勢については今では良く知られているのでごく簡単に述べるが、見逃されやすいこれらの態勢間の過渡期を強調したいし、この時点が病理構造体の影響を特に被りやすいと私は思う。
 妄想−分裂と抑うつというメラニー・クラインによる不安と防衛の二大グループの識別は、異なった発達段階での精神構造の組織化のなされ方を検索しやすくした重要な概念であることは認められてきている(Klein  1952;Segal 1964)。これは重要な技法上の補助となっている。というのは、患者が機能しているレベルの査定ができるので、臨床素材へ私たち自身を正しく方向づけする手助けとなるからである。私たちは、患者の不安、心的機制、対象関係が、もっぱら抑うつ的なのかあるいは妄想−分裂的なのかを査定できるようになり、そしてこのことが私たちの解釈のしかたを決定する。
 2つの態勢間で、一方が決して完璧にあるいは永続して優勢ではないところに、絶えざる動きが生じてくる。これらの動揺こそが、抑うつ態勢機能へと導く統合の時期や妄想−分裂状態となる解体や断片化の時期を私たちが観察しながら臨床的に理解しようとしていくものである。このような動揺は、分析の展開とともに数ヵ月そして数年を経て生じてくる。しかしまた、1つのセッションの、瞬間瞬間の変化といったようなごく微細なところにも見てとることができる。患者が意義ある進歩を遂げるとき、抑うつ態勢へのゆっくりしたシフトが観察され、一方、退歩すると、陰性治療反応で生じるような、妄想−分裂機能への逆戻りを観る。