うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

アトリエ・カーグと【しかし、このようにして自我-分割と、次に自我-崩壊が起こる。しかしながら、私たちが転移状況においてこの機制を分析することができるならば、分割過程の悲劇的な結果を分析的にうまく取り扱うことができる。】


 カーグでは、金魚を描いて頂きました!
素敵なグラスに入っていたので、並べてみましたが、描くときには皆さんそれぞれが持って行かれたので、一つになったり、二つになったりでした。


 こちらが、親分の自信作のようです(笑)金魚さんが泳ぎにくそう.......。


 風鈴があったので、バンドのマイクスタンドにかけてみました。


 今日は、アールブリュットの愛知県担当の方が、取材に来られていたので、少しだけ皆さんの作品を持って行きました。
こちらはおかもっちゃんのものです。
 インスタレーションの話も出たり、本格的なお話が聞けたので、本当に良かったです。


 取材にあたり、高瀬さんの名前が挙がっていたので、急遽参加して頂きました。
ブランクを感じさせない作品を書かれていました。
 彼は個人的にも思い入れがあるので、続けて来てほしいと思い、彼にもお母さんにもお願いしました。





 みなさん、それぞれ個性のある金魚ができました!

 バンドの方は、新曲の練習を重点にやりました。『歩いて帰ろう』ですが、もう少し頑張れば大丈夫そうなので良かったです!
親分は、曲に合わせて踊ってばかりいて.....写真を撮るのを忘れたとのこと......。最低ですね......。
 みなさんは、やった感があって最後はすっきりした顔をされていました。最後は1,000のバイオリンでした。



 今日は早朝に機材を載せ込み、いつものパーキングスペースを確保してから、近くの(向かい)マックでコーヒーを飲みながら本を読んでいました。
下記はその箇所です。

;">『投影は必ずまたとり入れを引き起こすので、その結果彼は、自分が外の世界に投影した全ての破壊された悪い対象群が自分の内にあるかのようにも感じたことが私たちにはわかる。つまり咳をすることも嘔気を催すことそして口や指の動きを通して、この問題に自分が夢中であることを彼は示した。』

 現場での小さな変化を見なければいけない時と場合、見ない方がよい時と場合があるように思っています。表層だけ見ている支援者が大多数なので、こちらが言っていることを中々理解してもらえませんが(笑)しつこく言い続けたいと思っています。




治療の進展
 〜これから、この素材を理論的な観点から吟味してみよう。その看護婦を攻撃した後で知った患者は抑うつと不安を感じた。彼の行動、身振りそして彼が口にしたいくつかの文章と言葉は、彼が外側の全ての世界を破壊してしまったと感じていることと、自分の内側の世界が破壊されているとも感じていることを示していた。彼はその分析の後半でこのことをさらに明らかにしている。しかしながら、この時期においては、彼が破壊された対象つまり世界を自分の自我に取り込んだ様に感じたことを理解することが非常に重要である。罪業感と抑うつは、超自我として働いているこの内的世界を修復するという仕事と関連していたが、彼の万能性は彼の期待に添えなかった。彼はその破壊された世界から迫害されているとも感じ、恐れていた。超自我によって引き起こされた圧倒的な罪業感と迫害的な不安の双方の圧力の下で、彼の自我はバラバラになり始めた。すなわち、彼はそれにもはや耐えられず、破壊された内的世界と自分自身を外に投影した。このあと、全てが広がってしまったように思え、彼の自己は全てが彼の罪業感と不安を感じる多数の人々に分割されつくしてしまった。超自我の力がここではあまりに強くて、自我は耐えられないのである。つまり、自我は耐えられない不安を投影によって処理しようとする。しかし、このようにして自我-分割と、次に自我-崩壊が起こる。しかしながら、私たちが転移状況においてこの機制を分析することができるならば、分割過程の悲劇的な結果を分析的にうまく取り扱うことができる。




彼は悪い傷ついた自己を私の中に投影した後、絶え間なく外界のあらゆる所に自分自身を見た。同時に、彼が自分の内に取り込むもの全てが、(ふん便のように)悪い、傷ついた、毒を含んでいるもののように彼は思え、それでどんなものでも食べても何にもならないのであった。投影は必ずまたとり入れを引き起こすので、その結果彼は、自分が外の世界に投影した全ての破壊された悪い対象群が自分の内にあるかのようにも感じたことが私たちにはわかる。つまり咳をすることも嘔気を催すことそして口や指の動きを通して、この問題に自分が夢中であることを彼は示した。



すなわち、第1に、投影は、自我が破壊されるのを防ぐために起こり、それゆえに、1つの防衛過程であると考えられる。そして、この過程は不成功に終わり、自我分割、また、そのための自我の崩壊が起こるので危険でもある。第2に、とり入れられた対象群や自己の部分はある対象の上に投影されるので、その投影と関連したとても原初的な性質を持つ対象関係も存在する。これは、対象が再び入ってくることについての迫害的な恐れの強さが、この原初的な対象関係に属する攻撃衝動の強さによるとの理由を理解するのに重要である。