うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

航空自衛隊と、【イメージするな。因果論という快感原則の餌食になってはいけない。これがハイゼンベルグの心的態勢なのである。】


 今日は日中賑やかだったので、2グループに分かれ、おっちゃんは浜松行きになり航空自衛隊の広報館に行って来ました。
が、皆さん行きたいと言っていた割に、入ったら、面白くないって........。(笑)
 結局、お腹が空いた!とのことで、時間も良い時間になっていたので、食事に行きました。

 戻ってきて、お風呂などしていたら直ぐに時間になりました。

今日も何事もなく終えたこと、皆さんに感謝です。

 明日は、カーグとバンドの日です!8月は無かったので、久し振りな感じがしています。
カーグでは金魚を描くそうで、親分がカーマで買って来ていました。
嫁ぎ先も決まっているそうなので、安心ですね。



 今日も早めに出て、ファミマで本を読みました。読み終えた『精神分析たとえ話し』からです。
非常に難しい文章ですが、大事なことが書かれていると思いました。


第22話 実証性と実在性(精神分析たとえ話しより)
 〜物理学者ハイゼンベルグは、五感による直観的イメージに頼ることを嫌った。イメージによる直観を信用しなかったのだ。物質の究極の要素は「波でなく粒だ」と確信していた彼は、量子概念に特に行列力学を駆使して数式化的にアプローチすることを選ぶ。選ぶというよりは必然的にそのアプローチに出会ってしまった。彼はこうして不確定性原理を構築することになるわけだが、その道中で放棄したとてつもなく大きな理念がある。それは、なんと「因果性」であった。これはPQ ≠QPとなるq数の発見と連動していたらしい。イメージするな。因果論という快感原則の餌食になってはいけない。これがハイゼンベルグの心的態勢なのである。ここにいたるまでのハイゼンベルグの苦悩は想像に難くない。因果論を放棄するとそもそも物理学ではなくなってしまうのではないか。だが、この勇気ある態度選択こそ、量子力学が物理的真実へと近づく大きな一歩であった。 これはまさしくビオンの箴言「記憶なく、欲望なく、理解なく」という「ネガティブ・ケイパビリティ」あるいは、“Act of Faith ”そのものだと私には感じられる。そもそも、ネガティブ・ケイパビリティ」などという発想は、詩人キーツからのものであり、芸術家の心の態勢なので描写したものであるのでなんだか不思議だが、アートと量子力学は同じ方向を向いている。しかも、アートの方が数百年先んじているところが面白い。