うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

アトリエ・カーグとバンドクラブと、【そのような世界では、ある対象から離れ去ることが同時に自己を他の対象に向かって移動させることになるということは単に偶然のように見える。時間は距離と区別がつかない。】


 今日は、カーグとバンドクラブの日!
アトリエは2部屋使えたので、大きな紙に描きました。



 画題は、親分がネットで落とした、古い外国の車やバイクの雑誌でした。





 いつもの画用紙を選ばれた方もいました。



 今日のバンドクラブは、親分が勝手に提案した大正琴......。
ゆうこちゃんごめんなさいね....。



 バンドは、新しい曲を少しだけやりましたが、CDを持って帰って頂いたので、次回(7月は愛知県育成会の療育キャンプにおっちゃんが仕事で参加するので中止になりました)の8月には、きっとみなさん歌えるようになっていると思われます!

 早番の予定が、急に代わって下さる職員がいたので、車を早朝に置きに行って、マックでコーヒーを頂きながら本を読ませて頂きました。
 大分読みましたが、区切りが難しかったので、一部だけアップさせて頂きます。

一次元性
『科学的心理学草稿』、『夢解釈』の第7章もしくは『性理論のための三篇』の中に表されているかぎりでの、フロイトの元々の体系理論は、本質的に一次元性の記述である。つまり、源泉、目標そして神経生理学的、遺伝的に決定された欲動様式の対象。自己と対象の間の時間-距離の直線的な関係が「世界」を作り上げるが、それは自己の中の固定した中心と、潜在的に魅力的であるかないしは不快であるとして想像されている対象への方向性と距離を持っている放射状の線分の体系を持っている。そのような世界では、ある対象から離れ去ることが同時に自己を他の対象に向かって移動させることになるということは単に偶然のように見える。時間は距離と区別がつかない。言うなれば、距離を速度の合成物、閉じた時間である。それは、もっとも単純に分極化された類のものを除けば、情動性に資する世界ではない。満足と対象との融合は未分化であろう。私たちは本書の中で、経験が一次元世界に引き下げられていることになっていると言うにふさわしい、中核的自閉状態の臨床像は、実質上無思考状態、つまり記憶や考えに利用できない出来事の連続からなっているという特徴があると示唆してきた。