うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

ストレッチと、【ほとんどの時間、これらの経験は、私たちのうちのどちらかもしくは双方にとって苦痛なものだったので、心の中でそれらを再び経験するという作業にはかなりの努力が必要であった。】



今日のうたたねは、彦坂先生のストレッチがあったようす!
職員さんが写メを送ってくれました。
 皆さん、調子が良さそうでよかったです!





 草間弥生さんを見て来ましたが、時代順に見させて頂くと、やっぱり凄いな!と思いました。ミシャも同時にやっているので、行列に並んで見て来ました。

 昨日のポール・スミスも来年からの自分の身の振り方を考えるヒントになり、色々考える機会ができ、本当に良かったですし、自分の本分は、アイデンティティはアートと音楽だと、改めて思い出させてくれた時間でもあり、それを感じ取れるかどうか?で東京に来たので良かったです。

 直ぐに帰宅しようと東名に乗りましたが、事故が3つあり、足柄でお湯に浸かりながら、渋滞がなくなるのを待ってからの帰宅になり、先程帰宅しました.......。


 今日も早朝に起きて少し本を読ませて頂きました。


第4章 自閉症における原初の抑うつ

――ジョン――

イスカ・ウィッテンバーグ

はじめに
 
 私とジョンの精神分析的治療の最初の1年における、いくつかの経験を描きたい。
ほとんどの時間、これらの経験は、私たちのうちのどちらかもしくは双方にとって苦痛なものだったので、心の中でそれらを再び経験するという作業にはかなりの努力が必要であった。
 私は、読者がジョンの持つ関係性の性質について自分なりの結論を持っていただけるように、一連の遊びと行動を詳細に描写したい。ほとんどの記録の引用では、私がおこなった解釈は省き、セッションで何が起こっているのか、私がどう理解したかという私のコメントを示した。私は多くの疑問を提示していく。しかし、無思考状態で自分を見失うかと思えば、特定の性質を持つ破局的な抑うつに陥ったりする傾向についてはいくつかの考えられる原因を暫定的に提示する。
絶望の容赦ない投影によってこの子どもの治療は時に耐えがたいものであったが、ジョンの情熱的な性質、優しさを持てる力、抑うつ的痛みへの脆弱性、そして助けへの訴えが、私の中に多大な感情と関心を喚起した。
 
 素材は、クラインの研究から得られた理論を背景に理解されていることが分かるだろう。W.R.ビオンによって強調された、乳児の心から投影された苦痛を母親が抱える必要があるということは、母親をコンテイナー(container)とみなし、そして皮膚のコンテイニング(containing)機能に関するE.ビックの研究と結びついている。しかし私はできるだけ専門用語を用いずにセッションを提示し、それらを検討し、子どもの衝撃と子どもが私の中に生じさせる感情を伝えていきたい。