うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

つのぶえと、【第4章 発達障害を持つと考えられる子どもとその家族のアセスメント】(精神分析から見た成人の自閉スペクトラムより)


 昨夜、夜勤時につのぶえをじっくり読ませて頂きました。
1面に4月から大幅な改正がある、社会福祉法も骨子など書かれていました。

①経営組織のガバナンスの強化
(理事・理事長に対する牽制機能の発揮、財政会計に係るチェック体制の整備)

②事業運営の透明性の向上
(財務諸表の公表等について法律上明記)

③財務規律の強化
(適正かつ公正な支出管理の確保、内部留保の明確化、社会福祉事業等への計画的な再投資)

④行政の関与の在り方
(所轄庁による指導監督の機能強化、国・都道府県・市の連携を推進)

※一部は平成28年4月1日に施行済み

 入所施設を運営するなら、第1種になるので、社会福祉法人でないといけませんが、当法人にはまだまだ力が足りません......。個人的には、小羊さんみたいな施設運営をさせて頂きたと思っていますが、資金も人材も足りませんね.....。
 もちろん、小舎制の入所施設ですが、それでもハードルが高いですね。




 インフルエンザが猛威をふるっていますので、暖かくしてお過ごしください!
取り敢えず、手洗い⇒アルコール消毒しかないですね!


 


 昨日、夜勤に早めに出、うたたね横のファミマでコーヒを飲みながら読ませて頂いた箇所のアップです。
本は、第5章まで読みました。
 サリヴァンが、障がいが無かったら、この人はどんな人格だったんだろう?から始めるというのは『非自閉的』『非精神病的』をその人から引き出し、そこを伸ばしていくと言うのが、ポスト・クライン派の基本的姿勢という事ですね。支援に本当に役立ちそうです!

 明日は遠出の予定ですので、夜勤明けでまだ一睡もしていなかった(笑)ので、そろそろ寝る支度をします(笑)赤ん坊みたいですね(笑)



 金曜日にウェブデザイナーさんと久し振りに会えるので、色々相談させて頂きます。
自分の動物のイラストを、テキスタイルデザインにしようと思っていたので、どんなお話になるか、楽しみです。
 十数年前に描いたイラストですが(笑)
話しがあちこちに飛んでいますが、寝ていないせいでしょうか?(笑)
 

第4章 発達障害を持つと考えられる子どもとその家族のアセスメント
鵜飼奈津子
1,はじめに
 〜しかし、言うまでもなく、こうした「発達障害」の診断というお墨付きを得ることで、その子どものことが本当に理解できたということにはならない。たとえ発達障害を持っていたとしても、子ども一人ひとりには、個性がある。また、発達障害という診断を受けたからといって、その子どもの存在のすべてが障害を受けているということを意味するわけでもない。 自閉症を持つ子どもに対するポスト・クライン派精神分析的治療における基本姿勢とは、「その子どもの自閉症ではない部分との関わりを持つことにセラピストが努め、その非自閉的な面を徐々に広げていこうとすること」であると要約できるであろう。
 このことは、一人の子どもの中には、自閉的な部分と非自閉的な部分の両方があるのであり、また自閉症という障害は持っていても、正常に発達する部分も持っているという、ごくあたりまえのことを意味している。これは、日本で言うところの発達障害を持つと考えられる子どもの発達にも当然ながらあてはまるといえよう。つまり、発達障害を持っていようがいまいが、子ども一人ひとりには皆、個性がある。それぞれに異なる、豊かなパーソナリティをもつ一人の子どもであり、発達上、何らかの困難を抱えながらも通常の発達のプロセスをも日々歩んでいるということである。これは、どのような診断名がつけられようとも、その人がその人であることに変わりはないという基本的な視点である。こうした視点に関しては、すでに日本語版も出版されている『自閉症とパーソナリティ』(Alvarez & Reid,1999)や『特別なニーズをある子どもを理解する』(Bartram,2007)に詳しいため、ここではこれ以上繰り返さないが、本論の以下の各節はこうした視点から進めていくことをあらためて確認しておきたい。