うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

七草粥と、初子と、言葉は心の使いと、難しい方の支援について


 昨日、ホームの買い物に行ったら、七草粥用の野菜?が並んでいました。
 今日1月7日は初子ですね!こちらでは関東にならって7日が松の内でしょうか?自分が生まれた関西では11日だったような記憶がありますので、少し変な感じがしますが、七草粥とともに気を引き締めるのには良い日なのかも知れませんね!
 お正月飾りを片付けないといけません。

七草粥を食べる1月7日は「人日(じんじつ)の節句」という五節句のひとつです。
中国では前漢時代に、元旦は鶏、2日は狗(犬)、3日は猪4日は羊、5日は牛、6日は馬、7日は人、8日は穀と、それぞれを占って新年の運勢を見ると共に占いの対象となるものを大切に扱っていました。中でも、7日の人の日は、人を大切にする「人日」という節句でした。



宮廷では正月初の子の小松引(こまつひき)と言う行事があり、絵巻物や日本画でよく見ます。

【解説】平安時代,正月初の子の日に,宮廷では郊野に出て小松をとる習わしがあった。松は霜雪にもめげず千年を経る木である。松の中でも,小松はことに祝儀にかなうとされていた。そこで松を引き,千代を祝って,そのあとで歌宴を張った。春のはじめの優雅な野遊びであった。この日に着用する狩衣(かりぎぬ)を子の日衣,引いてとる松を子の日の松,または子の日草といった。

言葉は心の使いである 毛利元就
言葉は心の使いである。
言葉によって、
その人が、善か悪か
才能があるかないか、剛勇か臆病か、利口か愚かか、遅いか早いか、
正直か正直でないか
そうしたことがすぐにわかるものだ。


 


 中々、鋭い言葉ですが、竹内敏晴さんの著書を読ませて頂いていると
ことばは心とも思えるし、日々を真剣に生きておられる方の言葉には本当に深みと重みがあります。たとえ話が上手に出来る人でも、自分を中心に話をしているな!と感じる事が少なくありません。

 竹内敏晴さんの本を読ませて頂いていて、いかに相手の心に自分の言葉を伝えるのが難しいというのが分かります。
 障がいをお持ちの方々の支援をさせて頂いていても、必ずぶつかる壁ですね。でも諦めずに(的を射られるように日々努力して)やらせて頂いていると、ああそうだったのかと思う日が必ず来ます。

 例えば、きちんと支援出来ていない方に、その方の身体に触れていましたか?と聞くと、触れていなかったりしています。
 自閉症の方々の多くは、身体を触られるのが非常に苦痛な方々が居られますが、耐性と言うのはつくもので(嫌がるようなことはしません)おはよう!といいながら軽く背中を触らせて頂くと、数日したら少しは触らせてくれたり、散歩していて手を繋げなかった方も、逆にその方から支援者の手や肩に触れて来てくれたりすることもよくあります。
 現場で一番大事なのは、サリヴァンの言葉を借りれば、安全保障感をいかに与える事が出来続けるかではないかと思うこの頃です。

 自分に実力・能力がないのに、その方が悪いとか、わがままだとか言っている職員が多くいるのは悲しい事です.......。