うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

事務仕事とお祭りの寄付とサリヴァン


 月末・月初はPCの取り合いになります(笑)
今日はシフトでは休みですが、自宅で事務仕事をやっていると、親分が事務所からヒーヒー言うので(笑)事務所に行って来たついでに、サリヴァンの読み終えた本を置いてきました。
 事業者ハンドブックも漸く新しいのが届きました。
直接請求等を簡単にする為に、簡単に表を作りましたので、来月からは数字を放り込むだけで楽になります。前任者が異常に時間が掛っていたのは、きちんと整理出来ていなかったからですね(笑)整理しながら書類の作成も行いました。
 給与計算も給与明細も出来、会計事務所に給与計算表もメールで送ることが出来ましたので、まずは一息つけます。


 

 お祭りの寄付をしたら頂ける飾りを暑さのあまり、メインの花が萎れてしまった花瓶に挿しました。笹も直ぐに萎れますが......。
 良く見える所に飾って、寄付をさせて頂いたことをアピールしておかないと、何回でも来られるので(笑)
 

 いつもだらしない? 花の生け方ばかりしているわけではありません(笑)
たまには、締まった事もしながら心のバランスを取らせて頂いています。

 数年前、東京に用事で行った時に神田の古書店で買った、大好きな山根有三先生の著書。新刊を買えば8,858円もします.....が、何と!1,800円で売っていました\(◎o◎)/!
 習ったことはありませんが、池坊の立花が大好きです。祀りと関係があるので惹かれるのでしょうか?




サリヴァンは、第三章に入りましたが、第一章でまだアップさせて頂きたい箇所がありましたのでアップさせて頂きました。

『精神医学的面接』精神医学的面接の基礎概念
16,精神科医は素面の職業である

 ここで言っておかなければならないことがある。精神医学は楽しいものではない。精神医学から楽しみを得ようとすれば、かなり高いツケを支払わされる。君の楽天家ぶりには根拠がないんだから。精神医学の起こす頭痛に耐えとおそうと思っていないならば君は仕事選びを間違ったのだ。精神医学は仕事だ。似た仕事があるかな。僕は知らない。なるほど、ひどくからだを酷使するようなことはそうない。それはそうだが、非常に高い感度の良さが必要不可欠な仕事だ。
〰そういうことの、それも微妙なニュアンスをつかむのだから精神科医も楽ではない。そこで、「精神医学に燃える」なんていうのは馬鹿もいいところで、大人になりきっていない青くさい証拠としか言いようがない。といって精神科医が「自分の仕事はどうでもよいつまらないものだ」と思っても人命にかかわる。精神医学的面接をやっている精神科医でもっとも頼りになる態度の人間は、どんな人間だと思う? 単純な話しだ。『自分の日々の糧を自分で稼がなければならない』ことがわかっていて、そのために働いている人間だ。


 


魯山人は、金持ちほど骨董を見る眼がないと断言していましたが、サリヴァンも全く同じ意味ではありませんが、ほぼ同じ意味の事を言っているような気がします。
 まあ、お金があり余るほどあるなら、仕事なんかしなくても良いのかもしれませんが、きっとサリヴァンが言いたかったのは、名誉や地位や自分の存在が欲しい人間は、立派な(患者さんに対して)仕事が出来ないと言っているのでしょうか?

 サリヴァンの発達論や一見無関係の様に見えますが、岡倉天心の芸術品を見る眼(見かた)は、障がいをお持ちの方々の支援をさせて頂くうえで、大事な理念とヒントを与えてくれます。