うたた ka-gu’s diary

障がいをお持ちの方の、生活と余暇支援を行っている・NPO法人うたたのブログです

浦臼メロンと勇気


 北海道の友人から浦臼メロンが送られて来ました。
毎年、この時期に頂いています。
 彼は、米・ワイン用ブドウ・メロン・野菜を作っていますが、ワイン用ブドウは、特に評価されています。
 和太鼓の先生でもあり、多忙な日々を送っている筈ですが、いつ畑に出ているのでしょうか?

 ケアホームの皆さんとショート利用の皆さんとで頂こうと思っています。
 有り難う御座いました!

 北海道でメロンと言えば夕張を思い浮かべる方が多いと思われますが、北海道で一番先にメロンを作ったのは、同じ空知地方の、月形と浦臼と聞いています。
 月形・浦臼は、石狩川流域にあり、近代以前は、川の氾濫が繰り返されたおかげで、(近代以前の石狩川は非常に蛇行を繰り返す河川であり、現代でもその片鱗は残っている。語源とされる説の一つ、アイヌ語の『イ・シカラ・ベツ』i-sikar-a-pet(それを・回流する・(過去形語尾)・川)はその姿を表現したものとされるが、諸説ある語源はどれも決定打に欠け、不明となっている。氾濫を恐れて開拓民が真直ぐにされた様です。名残で沼が沢山残っています。)土地が肥沃で、どんなものでも栽培でき、メロンにこだわらず沢山の物が作られています。
 昔の京都も川の氾濫で、山土が流されて来たおかげで京野菜が有名になったと、こちらはきょうとで聞きました。
 北海道の友人は、田畑が痩せると山土を入れています。
 
 月形は花が有名で、北海道で刑務所と言えば、網走を思い浮かべるかたが多いと思われますが、最初に出来たのは、月形と聞きました。
 話が逸れましたが、夕張は、炭鉱の町で土地が痩せていて、作れる農産物が限られていたのでメロンで勝負を掛けられた様です。
 地域の皆さんが頑張って、東京等の大都市に営業に行かれ『夕張メロン』の名を全国に広めたとお聞きました。
 並大抵の努力では無かったと推測しか出来ませんが、余程頑張られたのでしょう。
 
 この話をお聞きした時に、強かったり、大きかったり、環境に恵まれていたりしている所や人間だけが、いつも勝つわけではないんだと、勇気を頂いた想い出があります。

 長くなりましたが、毎年、彼からメロンが送られてくると、勇気まで頂いた気になるのは、そのせいでしょうか?

石狩川の歴史が見れます。

http://www.sp.hkd.mlit.go.jp/kasen/10chisui100/tryuikishi/t1_07_06_02.html