紙漆工芸
先日、サクラカフェさんで作品を見て頂いた、白谷で紙漆工芸をされている廣中さんを尋ねました。
急な訪問にも嫌な顔一つも見せず、沢山お話をして頂きました。
アトリエは築100年の古家ですが、建具や建材に見るべきものがありました。古いタコ壺が沢山並んでいるのも、個人的に興奮しました。
木地に和紙を張り、漆を塗り重ねている作品は温かみが感じられ、手に取ると放したくなくなる様な思いにすらなりました。
型取りをした和紙に漆を塗り重ねた物や棗・香合・菓子器等の茶道具もありました。
自分が一番気に入ったのは大ぶりのお椀でした。
漆の器だけれど和紙を張る事で軟らかな印象に変わり、お薄を一服頂きたくなりました。
お茶の話になった時に、一緒に風炉先屏風を作らないか?と提案して頂き、久し振りに血が騒ぐのを感じました。
渥美半島にこんな素敵な仕事をされている方がいるのは嬉しくもあり又、自分も、もうひと頑張りしないといけないと、身が引き締まりました。
廣中さん有り難う御座いました。
又、お邪魔します。